紅型の帯は帯だけ見ると派手に見えるのですが、着物と合わせるととてもよいアクセントになります。実は紅型の帯っていろいろな着物に合わせる事ができるんです。
まずは無地感覚の紬などおすすめします。
紅型の特徴はやはり、色鮮やかな色使いと艶やかな模様にあると言えます。その帯を一番引き立てるとしたら、無地感覚の着物でしょう。帯の色味や着る方の雰囲気に合わせて地色をチョイスして下さい。
無地感覚ですと江戸小紋もおすすめです。江戸小紋は細かい模様が入っていますがぱっと見無地に見えるからです。
あとは、大島紬(泥染)とか結城紬などもよく合わせている方はいます。
間違いないのは沖縄ものどうしです。琉球絣、久米島紬などなど。なぜ琉球もの同士は合うのか?と問われてもよくわからないのですが、なぜかあうのです。同じ土地(文化背景)で生まれたものは醸し出す雰囲気が同じだからなのか、必然的によく合います。
そして、琉球もの同士では野暮ったいと言われがちですが、決してそんな事はないと思います。近年は古典風な柄行きでも洗練されてきていて、お洒落に着こなせる様になってきています。
その他、多少着物が柄物でも帯との兼ね合いでとても素敵になります。洋服ではおかしくなりますが、着物は柄、帯も柄でもまとまります。
あと最近はよく海外の布を帯に仕立てているのを見ます。アジアの布がよく使われていますよね。紅型の帯もそんな感覚でとらえるといいと思います
和服だから和にとらわれる必要はなく、柔軟な感覚で合わせてみると意外に合う場合がよくあります。
着物を堅苦しくとらえる方がまだまだ多いですが、着物の世界と関わっていると年を逐うごとにしきたり的なものが変わってきています。
例えば、昔は寝間着と言われていた浴衣が近年では着方によってはレストランで食事もできるようになってきています。ですから、少し前の常識に縛られる必要はないのです。
アレコレ書きましたが洋服は自由に着こなす方でも着物になるとTPOなど必要以上に気にする方が多いです。
本来着るものは個人の自由です。楽しんで着たもの勝ちです。
くんやの帯は世界中どこにだしても恥ずかしくないものを染めています。
どんどん締めて街に繰り出して下さい!
結城縮に地紋入りちりめん紅型帯
久米島紬に紬紅型帯
久米島紬に地紋入り紬紅型帯
久米島紬にアットゥシ織紅型帯
久米島紬にちりめん紅型帯
宮古上布に夏紬紅型帯
宮古上布に夏紬紬紅型帯
宮古上布に麻紅型帯
色無地紬に紬紅型帯
色無地紬に紬紅型帯
琉球絣にちりめん紅型帯
色無地紬に紬紅型帯